昨年あたりから米国で大きな社会問題となっている『KIAボーイズ』『KIAチャレンジ』について、日本語入りで非常によくまとめられている動画です。
KIAボーイズ、KIAチャレンジとは?
動画中でも解説されていますが、前置きとして説明しますと、発端となったのは、2021年に一人のアメリカDQNのアップしたTikTokで、韓国のKIA(もしくは現代自動車)が、USBコードで実に簡単に盗難するという動画をアップ。
通常、車には、イモビライザーという装置が付いていて、これを解除しないと始動かないのですが、韓国のKIA(および現代自動車)の車は、2021年末まで付いていませんでした。厳密には、「かなり高価なオプション設定」になっていたのです。
この装置を省くことで、車体価格は他社より安価にできますが、盗難に対する安全性は極端に落ちるのは当然のこと。現代自動車は、それを承知で省いていたのです。アメリカは、それでなくとも車両盗難が多いので、車両保険で必ず担保されていますから、つまり盗まれれば盗まれただけ倍売れると考えたのか、メーカーはしばらくこれを放置。
これに着目したのか、はたまた偶然か、とにかく「KIA車、現代車は簡単に盗める」ことは、瞬く間に動画で広まって、KIA車・現代車を盗む動画のことを「KIAチャレンジ」、盗んで好き勝手乗り回す若者を「KIAボーイズ」と呼び、社会現象となっているのです(現在も)。
メーカー名がそのままアメリカの単語となったという名誉?に喜んだかどうか分かりませんが、事故、死亡者も多数発生。現在、集団訴訟されており、どうなるか注目されます。